Flutterプロジェクトにおける google_fonts パッケージのエラー「Type 'FontFeature' not found」の解決方法

エラー概要

Flutterプロジェクトで google_fonts（バージョン 6.2.0）使用時に発生する以下のエラー：

Error: 'FontFeature' isn't a type.
List<FontFeature>? fontFeatures,
     ^^^^^^^^^^^
Target kernel_snapshot failed: Exception

このエラーはビルドを失敗させ、flutter clean や pub get では解決しません。

⚠️ 根本原因

google_fonts パッケージの最新バージョン（6.2.0以上）に存在する互換性問題：

• Dartコンパイラが FontFeature 型を認識できない
• Flutter SDKの特定バージョンとの依存関係の不整合（主に2024年3月時点で報告）

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🛠️ 推奨解決策：パッケージバージョンのダウングレード

1. pubspec.yaml を編集

   dependencies:
     flutter:
       sdk: flutter
     # 変更前（問題発生バージョン）
     # google_fonts: ^6.2.0  
     
     # 変更後（安定バージョン）
     google_fonts: 6.1.0  # ^キャレットを必ず削除

2. 依存関係の再取得＆リビルド

   flutter clean
   flutter pub get
   flutter run

必須注意点

• キャレット(^) の完全削除が必要: 記号を残すと自動で問題バージョンが参照されます
• 動作検証済バージョン: 正常動作が確認されているバージョン
  • 6.1.0（最安定）
  • 6.0.0
  • 5.1.0

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🔍 代替解決手法（状況別）

手法1: Flutter SDK全面アップグレード

flutter upgrade  # SDK自体を最新安定版に更新
flutter pub upgrade  # 全パッケージ最新化

• 効果: SDKとパッケージの依存関係解消
• 推奨条件: プロジェクトが最新SDKへの移行可能な場合

手法2: 開発環境変更（Android古いOS向け）

Android 8などでエラー発生時:

1. 一旦Android 14+端末で実行（正常動作確認）
2. 問題端末で再実行→エラー解消例あり

手法3: 代替バージョンの試用

# バージョン指定のバリエーション（6.1.0無効時）
google_fonts: "6.0.0"   # 引用符推奨：文字列であることを明示
# または
google_fonts: 5.1.0

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🔑 根本対策の考え方

1. バージョン固定: pubspec.yaml では package: 1.2.3 形式（キャレットなし）が安定
2. パッケージチェック: アップデート前の pub.devレポート確認
3. 依存関係トラブルシューティング:

   flutter pub deps  # パッケージ依存ツリー表示
   flutter pub outdated  # 非互換パッケージ検出

予防的対策

定期的な flutter pub upgrade --major-versions 実行で互換性破壊的更新を検知可能

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✔️ 最終検証ポイント

対策手法	メリット	デメリット
6.1.0固定	即時解決可能	新機能利用不可
Flutter全体アップグレード	最新機能利用可	プロジェクト変更リスク
端末依存回避	コード変更不要	環境限定解決

最善策: 現状では google_fonts: 6.1.0 の厳格指定が最も安全かつ信頼性の高い解決法。プロジェクトが長期利用予定ならFlutter SDKの定期的アップデート推奨。