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更新情報

2025年3月時点の最新情報に基づく内容です。機能は変更される可能性があります。

IntelliJでGitHub Copilotの利用モデルを切り替える方法

問題背景

Visual Studio Codeでは下部にあるシンプルなボタンからLLMモデルを選択できますが、IntelliJではUI上に明示的なモデル切り替え機能が存在せず、特に以下の点で課題がありました:

  • Claude Sonnetなど特定モデルの利用が困難
  • プラグイン間で機能実装に遅延がある
  • コンテキストを維持した状態でのモデル切替が不可

正式対応された解決策(推奨)

最新版プラグインでのモデル切り替え手順

  1. プラグインの更新
    File > Settings > Plugins でGitHub Copilotプラグインを最新版に更新

  2. モデル選択メニューの表示
    Languages & Frameworks > GitHub Copilot 設定画面にModelドロップダウンが追加

  3. モデル選択
    利用可能なモデル(GPT-4o, Claude 3.5, o1等)から選択

ドロップダウンが表示されない場合

  • IntelliJの完全再起動を実行
  • Copilotパネルのサイズを変更(UI更新を促す)
  • プラグインキャッシュのクリア:File > Invalidate Caches...

代替手段(正式機能リリース前の方法)

GitHubウェブインターフェース経由での利用

  1. Copilotチャットページにアクセス
  2. 右上のモデル選択メニューから目的のモデルを指定
  3. 質問を入力(IntelliJのコードコンテキストは伝達不可

制限事項

  • エディタ内のコード情報が自動伝達されない
  • 手動で関連コードをコピーする必要あり
  • IDEとのシームレスな連携が欠如

VS Codeの併用(緊急時ワークアラウンド)

  1. IntelliJと並行して同じプロジェクトをVS Codeで開く
  2. VS CodeのCopilotパネルでモデルを選択
  3. コンテキスト依存の質問をVS Codeで処理

モデル切り替えの意義と注意点

なぜ切り替えが必要か

モデル長所短所
GPT-4o汎用性が高い回答ループに陥りやすい
Claude 3.5推論タスクに強いコード生成速度がやや遅い
o1軽量・高速レスポンス複雑な質問に弱い

運用上の注意

  • バージョン管理:ナイトリービルドは不安定なため公式リリースを優先
  • 機能要求:問題発生時は公式Discussionsで報告
  • コンテキスト依存度:複雑な質問ほどIDE連携モデルが有利

重大な制限

現在の実装でもプロジェクト全体のコンテキスト理解には限界があります。大規模システムの解析時はチャットよりもコード検索機能を併用してください。

進化するCopilot連携

GitHub Copilot JetBrainsプラグインは急速に進化中です。新機能リクエストや問題報告は公式Discussionsが効果的です:

最新情報をキャッチするにはWatch機能でリポジトリをフォローし、プラグインは常に最新版に保つことを推奨します。