Android StudioでのGitHub Copilotの使用方法
問題
Android StudioでGitHubのAIコード補完ツール「Copilot」を利用したいが、公式サイトでは主にVisual Studio Code向けの紹介がされており、Android Studioでの使用方法が明確ではないという課題があります。
解決策
GitHub CopilotはAndroid Studioで公式にサポートされており、簡単にインストールして使用できます。以下に2つの方法をご紹介します。
方法1: プラグインマーケットプレイスからの直接インストール(推奨)
最新情報
現在では、プラグインマーケットプレイスから直接検索してインストールできるようになっています。
- Android Studioを起動する
- メニューから
File
→Settings
(Macの場合はAndroid Studio
→Preferences
)を選択 - 左ペインから
Plugins
を選択 - 検索フィールドに「GitHub Copilot」と入力
- 検索結果からGitHub Copilotを選択し、
Install
ボタンをクリック - インストール後、Android Studioを再起動する
TIP
インストール後、GitHubアカウントで認証が必要です。画面上の指示に従って認証を完了させてください。
方法2: 手動インストール(レガシー方法)
以前は手動でのインストールが必要でしたが、現在は上記の方法が推奨されています。
注意
この方法は現在では非推奨です。プラグインマーケットプレイスから直接インストールできるようになっているため、方法1を使用してください。
インストール後の設定
インストールが完了したら、以下の手順でCopilotを有効化します:
- Android Studioの右下に表示されるCopilotアイコンをクリック
- GitHubアカウントでサインイン
- 必要に応じて設定(
File
→Settings
→Tools
→GitHub Copilot
)で詳細オプションを調整
基本的な使用方法
GitHub Copilotは以下のように動作します:
- コードを入力中にAIによる提案が表示されます
Tab
キーで提案を受け入れることができますAlt + ]
(MacではOption + ]
)で次の提案、Alt + [
(MacではOption + [
)で前の提案を表示- 特定のコメントを書くことで、Copilotに関数やコードブロックの生成を依頼できます
// 2つの数値を加算する関数
fun addNumbers(a: Int, b: Int): Int {
return a + b
}
// 偶数だけをフィルタリングする
val numbers = listOf(1, 2, 3, 4, 5, 6)
val evenNumbers = numbers.filter { it % 2 == 0 }
トラブルシューティング
プラグインが表示されない場合
- Android Studioを最新バージョンに更新してください
- インターネット接続を確認してください
- 企業ネットワークでは、ファイアウォールの設定によりGitHub Copilotがブロックされている可能性があります
認証エラーが発生する場合
- GitHubアカウントがCopilotの利用可能なプラン(有料または学生向け無料)に加入しているか確認してください
- ブラウザで直接GitHubにサインインできるか確認してください
ベストプラクティス
- 具体的なコメント: Copilotにより良い提案をさせるには、具体的なコメントを書くことが効果的です
- コードレビュー: 生成されたコードは必ずレビューし、セキュリティやパフォーマンスを確認してください
- コンテキストの提供: 関連するコードを近くに書くことで、Copilotはより正確な提案ができます
GitHub CopilotはAndroid開発において、ボイラープレートコードの作成、テストコードの生成、新しいAPIの学習などに特に有用です。ただし、生成されたコードは常にレビューし、プロジェクトの標準とベストプラクティスに合わせて調整することを忘れないでください。