Permissions-Policyヘッダーの'browsing-topics'エラー解決方法
Chromeで開発中にコンソールにError with Permissions-Policy header: Origin trial controlled feature not enabled: 'browsing-topics'
が突然表示される問題の原因と解決策を解説します。このエラーはPrivacy SandboxのTopics API関連で発生しますが、多くの場合uBlock Origin拡張機能が原因です。
エラー発生の原因
browsing-topics
はChromeのトライアル機能で、広告トラッキング技術に関連- uBlock Originが自動的にブロックするHTTPヘッダーが原因
- ローカル開発環境(例:
localhost
)で頻発 - ブラウザ拡張機能によるものなので、サイトコード自体に問題なし
解決方法 🛠️
👑 方法1:信頼済みサイトに追加(推奨)
開発中のサイトをuBlock Originの信頼リストに追加:
- ブラウザでuBlock Originアイコンを右クリック
- [オプション]を選択
- [信頼済みサイト]タブを開く
- 下記フォーマットでサイトURLを追加:plaintext
localhost your-dev-site.test
- 変更を保存(ブラウザ再起動不要)
効果
- 当該サイトでのみuBlockの制限が解除
- 他のサイトでの保護機能は維持
方法2:カスタムフィルター追加(古いバージョン向け)
uBlock Originのバージョンが古い場合(2023年8月以前):
- uBlock Origin設定 → [マイフィルタ]タブ
- 下記フィルターを追加:plaintext
@@||localhost^$permissions=browsing-topics=()
- [変更を適用]をクリック
注意
最新版uBlock Originでは修正済みのため不必要
方法3:コンソールのコンテキスト設定変更(代替案)
エラー非表示のみ必要な場合:
- Chrome DevToolsを開く(
F12
) - [設定]アイコン(⚙️)をクリック
- [Selected context only]を有効化
- ドロップダウンで[top]を選択
設定イメージ
⚠️ iframeデバッグ中は不要なメッセージが非表示になる
方法4:uBlock Originを無効化(一時的対策)
即時解決が必要な場合:
- 拡張機能管理(
chrome://extensions/
)を開く - uBlock Originのトグルをオフに切替
デメリット
- 広告ブロック機能が一時停止
- 開発終了後は再設定が必要
補足情報
- エラーの本質的影響
browsing-topics
未使用ならサイト機能に問題なし - ブラウザアップデート
Chrome最新版で再現しない場合も増加(2024年現在) - ヘッダー設定不要
自サイトでTopics APIを使わない限り、Permissions-Policy
に追加不要
最も効果的なのは信頼済みサイトへの追加です。ローカル開発時のみエラー非表示が必要なら、コンソール設定変更も実用的です。