Skip to content

VS Codeのエクスプローラー非表示問題の解決法

Visual Studio Code(VS Code)でファイルエクスプローラーが突然表示されなくなる問題は、バージョンアップ後などに頻繁に発生します。特に2023年2月リリースのv1.76以降で多く報告されています。本記事ではこの問題に対する包括的な解決策を提供します。

問題の詳細

VS Codeのファイルエクスプローラーが完全に消える主な症状:

  • アクティビティバー(左サイドバー)のエクスプローラーアイコンが非表示
  • Shift + Cmd/Ctrl + Eショートカットを押しても反応しない
  • アクティビティバーの設定メニューにエクスプローラーオプションが表示されない
消えたエクスプローラーアイコンのスクリーンショット
エクスプローラーが消えた状態のUI

効果的な解決策

以下に確実な解決法を効果が高い順に紹介します。

🛠 方法1: ビュー位置のリセット(最適解)

sh
View: Reset View Locations
  1. コマンドパレットを開く:

    • Windows/Linux:Ctrl+Shift+P
    • macOS:Cmd+Shift+P
  2. 表示される検索バーにView: Reset View Locationsと入力

  3. 該当コマンドを選択して実行

操作イメージ

コマンドパレットでの操作

この操作でエクスプローラーを始めとする全ビューコンポーネントが初期位置に復元されます。VS Code公式GitHub Issueでも解決策として言及されている信頼性の高い方法です。

✅ 方法2: 表示状態の手動確認

リセットコマンドで復元しない場合の対処法:

  1. アクティビティバー(左端)で右クリック
  2. 表示されるコンテキストメニューから「Explorer」を選択(✔マークを付ける)
アクティビティバーのコンテキストメニュー

重要

✔マークが付いていないと再び消えるため確実に選択してください

🎚 方法3: 代替テクニック

上記が機能しない場合に試す方法:

A. エクスプローラーアイコンの再固定

  1. Ctrl+Shift+E(Windows/Linux)またはCmd+Shift+E(Mac)で一時表示
  2. アイコン上で右クリック → [Keep Explorer]を選択

B. アイコン位置の再調整

markdown
1. `Ctrl/Cmd+Shift+E`でエクスプローラー表示
2. エクスプローラーアイコンをドラッグして別位置に移動(例: 検索アイコンの下)
3. 元の位置に戻して固定

根本原因と再発防止

問題発生の主要因:

  1. VS Codeアップデート時のレイアウト設定競合
  2. 画面サイズ変更によるコンテンツ配置エラー
  3. 特定条件下でのビューステート破損

予防策:

  • 定期的にView: Reset View Locationsを実行
  • アクティビティバー設定で「Explorer」を常に表示状態に維持
  • 拡張機能の更新状況を確認(コンフリクト防止)

まとめ

解決法操作難度効果
View: Reset View Locations★☆☆非常に高い
コンテキストメニューからの選択★★☆高い
アイコンの再固定★★★

ファイルエクスプローラーが消えた場合は、まずView: Reset View Locationsの実行を試みてください。解決しない場合は代替手段を順次お試しください。これらの方法は最新版VS Code(2025年現在)で有効性が確認されています。